ミステリーとか警察ものとか…読んだら書評書いてます

ミステリー、警察もの、組織もの、たまに他の本も、実際に読んでから書評を書いています。川崎市在住 連絡先 oyamaiitenki@gmail.com

警察もの

影の守護神 警視庁犯罪被害者支援課5 堂場瞬一

ガチガチの堂場ファンです。刑事鳴沢了シリーズから読み始め、堂場作品の警察ものシリーズはほぼ読破しています。しかし、この「影の守護神」はいつものダイナミックな展開はどこかへ行ってしまったようでした。展開が予想の範囲から飛び出してくれないので…

ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係黒滝誠治 深町秋生 新潮文庫

巻末の解説を読みながら、そうそう深町さんって「八神瑛子シリーズ」を書いた人で、「アウトバーン」「アウトクラッシュ」「アウトサイダー」と続く3部作は面白くて一気読みしたんだった、という記憶が蘇ってきました。八神瑛子も、この作品の主人公、黒滝誠…

時限捜査 堂場瞬一 集英社文庫

この「・・捜査」シリーズの端緒となった「検証捜査」は、読んだ当時、いきなり島流しの刑事から始まったのでアレ?と思ったことを記憶しています。この時に集められたチームのメンバーを順に主人公にしてシリーズ化され「複合捜査」「共犯捜査」そしてこの…

警視庁公安部・青山望 一網打尽 濱嘉之 文春文庫

この記事を書くために初めて著者紹介を読みました。なるほど、濱さんは警視庁の警備畑にいらっしゃって、50歳前に警視で退官されているんですね。その後、議員秘書を経て作家へ。主人公の青山望と経歴が重なっているところが多い。だから詳しいところは驚く…

ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人 中山七里 角川文庫

このミステリーの設定は現実なのです。 子宮頸がんワクチンの副作用が作品のテーマになっています。恥ずかしいのですが、子宮頸がんワクチンの副作用が現実の日本でも大きな問題になっていることを知りませんでした。このストーリーは現実に起きても不思議で…

2017年下期 このミステリーがオススメ! 女刑事が活躍する4作品

ミステリーを中心に8月から12月の5か月間に読んだ40冊の文庫本をこのブログで紹介しました。(1冊だけ文庫じゃないNUMBERが入っておりますが…) この中から 売れ行きはともかく、プ~トロが読んで面白かった!と自信を持っておススメできる10冊+ちょっ…

不愉快犯 木内一裕 講談社文庫

マンガ「ビーバップハイスクール」のきうちかずひろ先生が小説を書いているとは知りませんでした。読み終わった今も、いまだにあのマンガとこの「不愉快犯」が結びつきません。 完全犯罪です。完全犯罪を企てた男の物語です。よくある完全犯罪モノは、アリバ…

アンフェアな国 刑事雪平夏見 秦建日子 河出文庫

か~~!気になって眠れそうもない~~~!笑 たった今読み終わったばかりです。ラスト15ページなので、メシ前に読んじゃえと思って行っちゃいました。その結果が、「か~~!気になって眠れそうもない~~~!」です。ミステリーとしての謎解きも面白いし、雪…

インデックス 誉田哲也 光文社文庫

姫川玲子に負けました 1か月以上前から書店の棚にあるのを見て気になってしようがなかったんですが、短編集だったので、読もうかと手に取っては置いて、手にとっては置いてを何回か繰り返した末に、とうとう姫川玲子の魅力に負けて買ってしまいました。 読…

MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 内藤了 角川ホラー文庫

藤堂比奈子と七味唐辛子 「ON」「OUT」「AID」「LEAK」「ZERO」「ONE」「BACK」に続くシリーズ8作目です。主人公は藤堂比奈子ちゃん。最初はお母さんが持たせてくれた善光寺名物の「根元八幡屋磯五郎の七味唐辛子」をなめると落ち着く変なキャラの新人刑事だ…

水葬の迷宮 警視庁特捜7 麻見和史 新潮文庫

「石の繭」の麻見和史さん 麻見さんに最初に出会ったのは「石の繭」でした。猟奇もの、でも犯人に迫る過程がとてもスリリングで一気読みしたことを覚えています。「石の繭」は「警視庁殺人分析班」シリーズなんだということをこの「水葬の迷宮」の後書きで認…

孤狼の血 柚月裕子 角川文庫

壮絶なマル暴刑事の物語 帯に「日本推理小説作家協会賞受賞」とあったので、違う内容を想像して購入しました。期待は見事に裏切られましたが、期待以上の凄い世界に連れて行ってくれました。 読み始めて、これはミステリーじゃないと感じ、どちらかというと…

クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査 足ヶ瀬直助の覚醒 沢村鐡 中公文庫

クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査 足ヶ瀬直助の覚醒 沢村鐡 中公文庫悔しいけど、最高のミステリー 面白いエンターテイメントの条件って何だと思いますか?いろいろあるとは思いますが、「意外性」「観ている人を裏切る展開」は重要な要素の一つだと思っています。…

CIRO3 利権 浜田文人

CIRO3 利権 浜田文人 光文社 内調もの? 警察もの? でもおすすめです やっと読み終わりました。1,2より読みやすくなりました。もしかしたら、プ~タロウが浜田さんの文章に慣れたせいかもしれません。1,2,3と進んで登場人物のキャラクターがはっきり伝わっ…

CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人

CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人 光文社文庫 内調ものシリーズに期待しました。 実は、書店の店頭で面白そうだなと思い手に取ったのが「CIRO3」で、シリーズものだったら、最初から読まないと登場人物のキャラクターとか関係性がわからなくてつま…

警視庁犯罪被害者支援課4 身代わりの空 堂場瞬一

警視庁犯罪被害者支援課4 身代わりの空 上下 堂場瞬一 講談社 堂場瞬一さんの警察もの全シリーズおススメです。 堂場瞬一さんの警察もの大好きです。「刑事 鳴沢了」から入って、「警視庁失踪課 ・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑…

雨の狩人 上下 大沢在昌

雨の狩人 上下 大沢在昌 さすが!大沢在昌様 ヒーロー像が渋い! 大沢在昌さんといえば、「新宿鮫」。シリーズの4作目くらいを何気なく手に取って読んでみたらハマりまくり、1作目からむさぼり読んだ記憶があります。鮫島警部は素敵な恋人までいる正統派ヒ…

SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎 中公文庫

SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎 中公文庫 SROは永遠? 近藤房子さんも永遠? Ⅰ~Ⅵを読んで、登場人物のキャラが面白く Ⅶは書店で見た瞬間、無条件で手に取ってしまいました。 感想は…前半の家族の描写がエグ過ぎてちょっと… 嫁に介護をさせる義母と息子(…